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陸王最終回


本日はクリスマスイブであると同時にTBS系列で放送されているドラマシリーズ陸王の最終回でもある。日曜ドラマ御用達作家の池井戸潤さん原作のドラマだ。倒産危機に追い込まれた老舗足袋メーカーが経営の建て直しのためにランニングシューズの開発に取り組むというストーリーなのだが、池井戸潤さんのお約束のパターンで物語は進んでいく。どういう段取りでどういう展開で物語が進んでいくかが何度も池井戸潤さんの作品を読んだり観たりしているので分かりきっているのだけれども、全く飽きることなく観続けることが出来る。池井戸潤さんが開発したこのパターンが良くできているのか、それとも演出家の先生がうまくリードしているのかは分からない。両方のコンビネーションの賜物でもあるかもしれない。池井戸潤さん自身がもともと銀行員だったということもあり銀行や企業の描き方は非常にリアルでそのあたりはまったく隙が見当たらない。しかし池井戸潤さんの作品のすごさや面白さはそこではない。その作品の中で生きる人間や感情を描き、それを読者や視聴者に一番に感じさせるのだ。それは私が今非常にハマっている東野圭吾さんの作品にも共通している。東野圭吾さんの場合はミステリーで殺人事件も起こっているのだが、描かれているのは人間である。事件の解決がどうこうというよりもその事件によってあぶり出される人間の本質が描かれているのだ。池井戸潤さんの作品においても同じだ。
今朝からTBSでは、陸王の最終回であることをとても煽っていた(笑)朝から主要なキャストの俳優さん達がこぞって番組を宣伝するために、バラエティー番組に出演していたし、最終回放送前に、これまでのダイジェストやスピンオフドラマまで放送された。どのキャスティングも素晴らしいと思うが、個人的にいいキャスティングだなと思ったのは上白石萌音さんだ。役所広司さん演じるこはぜや宮沢社長の娘さんという役どころなのだが、要所要所で物語を前に進めてくれているし、そのあたりのキャスティングまで隙がないのがさすがドラマのTBSといったところか。

あとは松岡修造さんも素晴らしかった。熱い太陽のような男のイメージが定着している方だが、こはぜやを買収しようと目論む御園社長を、本来の松岡修造さんとは違うクールなキャラクターで見事に演じきっている。演出家の先生が松岡修造さんの新たな一面をうまく引き出してドラマに落としこんでいる。その演出家の技術も素晴らしいが、松岡修造さん自身が持つヒューマニティーも素晴らしいと感じた。カメラの前に立つ芸能人のすごさというのを思い知ったドラマになった。