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聴くだけスケール入門

ヤマハミュージックメディアさんから出版されている藤巻浩さん著の「聴くだけスケール入門」をつい先程読了(聴了?)したのだけれども、内容の濃さに驚いた。入門とうたっておきながら全ての種類のコードの解説とそれらに使用できる全てのスケールが見事に解説されており、なおかつ聴きながら学習できるのでものすごいクオリティーを持った教則本になっている。スケールを学ぶために使用されるデモソングは色んなジャンルにわたっており、藤巻さんも著作の中でおっしゃっていることではあるが「ジャンルに適したリズムやスケールは存在する」ということを体感して学ぶことができる。デモソング以外にも簡単な練習曲も収録されていてそちらもおすすめ。その練習曲ではジャンルがうんぬんというより、コードとスケールを練習することに特化しているので取り組みやすい。あと三つのジムノペティーをリハーモナイズするというレッスンがものすごく面白かった。既存の楽曲はすでに頭の中でイメージが固まってしまっている場合が多く、なかなかそこから抜け出せないのだが、藤巻さんはそのストッパーを見事に外してくれた。編曲すること、メロディーに対してコードをつけることの面白さを教えてくれる見事なリハーモナイズの教材となっている。自分も既存の曲をさまざまな観点からリハーモナイズしてみることに挑戦したい。
サウンドメイキングについてもそれぞれのデモソングにおいて解説されていて、そのあたりも非常に参考になるのではないだろうか。今では古きよきジャンルになったもの、例えばラグタイムも収録されていながらも初音ミクを使った楽曲も入っている。サンプリングも使用されいて、サンプリングした音の使い方の参考になるし、まだまだサンプリングの面白さはあるなと思ったりした。個人的にツボにはまったのはフュージョン。学生時代いっぱい聴いていたな~と懐かしい気持ちになり、またフュージョンをやりたくなった。ラリー・カールトンとか弾いてたな。今は全然弾けないけども(笑)フュージョン熱がここに来て再燃。フュージョンはスケールとかアッパーストラクチャーとかそのあたりの理論を避けて通れないし、その説明が難しいかったりするのだけれども、これからは自分で解説せずにこの本を読むことを勧めたい。
全てのスケールやコードについて理解することが出来るのでなんで入門なんだろうと思ったのだけれども、ここからどういう音楽を作っていくかということが大事なのであってこの本の読了はあくまでもスタート地点。そういう意味では入門なのかもしれないが、この「聴くだけスケール入門」で手にすることの出来る羅針盤の価値は計り知れない。